知っていれば有利に。グランドスタッフが毎日使う航空用語

皆様、こんにちは☀

今回は私達グランドスタッフが

 

毎日使っている航空用語

 

をご紹介しようと思います。

 

言葉だけでなく、それが何なのかを知っていれば
あなたがグランドスタッフになった時、
スムーズに業務に入ることができます。

 

※航空会社によって言い方が異なる可能性もありますので、そちらはご承知おきください。

 

用語① ブリーフィング

これは毎日します。

 

何かというと、

 

当日の予約状況天候

配慮を要するお客様の引き継ぎなど

 

を出勤時に確認します。

 

また搭乗口では、係員同士で引き継ぎや担当便情報を確認します。

例えば、自身の担当便の、

・予約数は何名か?
・出発時刻は何時か?
・配慮な必要なお客様はいるか
(いらっしゃる場合どのように対応するのか)
・事前改札は何時何分から始めるのか

 

などなど、様々な情報を共有します。
これを「ブリーフィング」と言います。

 

用語② ベイカントチェック

これは聞き慣れない用語かもしれません。

 

日本語に言い換えると「機内チェック」などと言いますが、これは締め切り時刻を過ぎてまだ搭乗口にいらっしゃらないお客様が「本当に機内にいらっしゃらないか」をチェックする作業です。

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これは「実搭乗者数の不一致」を防ぐための作業で、
予約数よりも多いお客様が乗っていると
飛行機のバランスが不安定になってしまうため
非常に大事な作業になります。

 

用語③ ノーショウ

搭乗口や保安検査場で使う用語ですが、
これは英語に書き換えると"NO SHOW"
つまり、搭乗口、保安検査場に
まだいらっしゃっていないお客様のことです。

 

保安検査場は出発時刻の20分前
搭乗口は10分前に締め切りになりますので
それ以降は「乗り遅れ」となってしまいます。

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私たちは「乗り遅れ」をなるべく減らせるよう
ノーショウ捜索を行っています。

 

空港行ったら

 

「〇〇便は〇時〇分に締め切ります!」
「〇〇便のお客様、まもなく締め切り時刻となります」

 

など聞いたことありませんか??😅

あれが「ノーショウ捜索」です。

 

用語④ ラバトリーアナウンス

飛行機乗る際にもしかすると
聴いたことがあるかもしれません。

 

「ラバトリー」はお手洗いのことで
上空の気流が不安定なため飛行中のお手洗いのご利用をお控え頂く旨のアナウンスのことを言います。

 

大体事前に引き継ぎがありますが、急な天候の変化により機長(パイロット)からCA(客室乗務員)に情報が入り私達グランドスタッフにアナウンスの依頼が入ったりします。

 

用語⑤ オーバーブッキング

これは飛行機特有でして、
飛行機は実際の座席数よりも多く売り出しています。

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B777-300機内

例えば、ANA B777-300の座席数は514席ありますが、実際売り出されている座席数が520だとして、完売したとすると、

6席分座席が足りない状態になります。

これは「予約しているものの当日空港にいらっしゃらないお客様」を見越して多く売り出しています。

この状態をオーバーブッキングと言います。

オーバーしている場合は、次便に振り替えていただけるお客様を募集するのですが、振り替えたらいいことあるかも、、、?

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いかがでしたでしょうか?

私達が使用する航空用語はまだまだたくさんありますが
今日はその一部を紹介しました!

特に「オーバーブッキング」なんかは知ってると、お客様に聞かれた時に「どうやって説明すればいいんだろう、、」なんて時にも役に立つので是非頭の片隅に置いておいて下さいね✨

今回も最後までご覧いただき

ありがとうございました!

 

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